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私が大切にしていること

· 家づくり,住まい,暮らし,健康住宅,設計

私が設計の相談を受けた時に大切にしていることがあります。
それは、「信頼関係」、「相性」、「同じ方向を向いていること」の3つです。

信頼関係はもちろん一朝一夕で築けるものではありません。しかし家は建てて終わりというものではありません。建てた後も末永くお付き合いが続くものです。お互いに信頼関係を築くことができるか、それがとても大切と思っております。

また相性はあると思います。話し合いの最中に、また第一印象でも、ちょっと苦手だな、と思われましたら、その直感は大切にされることをお勧めします。ただし、ただの誤解ということもあります。少しの間、様子を見ていただき、やっぱり合わないな、と思われましたらきっぱりとお断りした方がよいと思います。
この相性は、担当者によっても変わってきます。営業のAさんとはとても相性がよかったけれど、設計の段階でBさんに引き継いだところ、Bさんとはちょっと話が続かない、ですとか、工事担当者のCさんとは、どうも話が合わないですとか、そういうことも起こりえます。
代表者の考え方が、営業、設計、現場担当者の考え方に反映されることもあります。代表者の人となりを感じていただき、ご自身の、またご家族の皆様との相性を感じていただくことも大切と思います。

最後に同じ方向を向いているとはどのようなことでしょう。
私は設計のお話をお伺いした際に、家についてご家族で大切にされていることをお聞きします。
デザイン性、自然素材、価格、駅からの距離、アフターフォローや保証内容、空気の質などなど。
中には自分でつくれることを最優先という方もおられました。
設計者、工務店、ハウスメーカーと方向性が同じかどうか、とても大切な要素の一つと思っております。
なぜなら、私はお肉が食べたいのに、今日はまぐろのいいのが入ったのでまぐろしか出しません!と言われてしまったら、困ります。
このようなデザインが好きなんです、と話をしているときに、この素材ではできません、と言われてしまっては、よい家はできないと思います。

もちろん、デザインがよければ他はすべてどうでもよいわけではないと思います。ですので、私はご家族で話し合っていただき、優先順位をつけていただいております。デザインも大切、価格も大切、自然素材も、空気の質も大切。でもその中で、一番譲れないものがなにか、また優先順位の低いものは何か、をお聞きします。

私は、本物の木の匂いのする自然素材の家を得意としております。また地震に対しての提案もあります。電気やガス、水道などの自給自足ができる家のお話もできるでしょう。ご家族の皆様の優先順位の高い項目の中にこれらの要素があれば、お力になれると思います。