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我々が考える健康住宅

· 家づくり,暮らし,住まい,健康住宅,化学物質

我々が考える健康住宅に、これが正解というものはありません。と申しますのも、化学物質過敏症の方や電磁波過敏症の方の場合、ひとにより反応する物質は異なり、Aさんには問題ない材料でもBさんは気分が悪くなるということがあるためです。
ですので、「合板や集成材など接着剤で張り合わせた木材は使用しない」、「有害な化学物質を含んだ塗壁やクロスなどは使用しない」という基本はありますが、この材料を使っていれば誰でも安心して住めるという建材は残念ながらないのが現状です。

私は健康住宅の先駆けとして著名な長年健康住宅を指向してきた設計事務所で働いていた経験と有機野菜の宅配を日本ではじめておこなった会社に在籍していた経験から、さまざまなお客様の声を聴く機会を得ることができました。
その中で培われた安心・安全な家づくりのノウハウを私の設計には生かしています。
もちろん、素材だけでなく、地震に対する考え方や温熱環境の考え方も我々が考える健康住宅には含まれています。
また安心・安全な家だからと言いまして、イニシャルコスト(初期の建設コスト)がべらぼうに高い家づくりでは意味がありません。毎年、年末に日経工業新聞に各ハウスメーカーの坪単価が掲載されておりますが、私たちの家づくりはその坪単価程度の価格帯での家づくりを心がけています。